とうとう長かったノーザンも終わり、いよいよ息子とお別れの時間(ま、一時的ですが)です。息子の親友が、この3日間の間に、メールで教えてくれたと言う(ネットで調べて教えてくれたそうです。)、最北の食堂でランチをとることにしました。
ラーメンを美味しくいただきました。ほんと美味しかったなぁ。
ご主人も笑顔でお声をかけてくれて、北海道っていいなぁ、と思いました。
(3日間で初めて、ゆっくり食事できた。。笑)
時計を見てみると、もう飛行機搭乗まで、いい時間です。
シェルロードや最北のガソリンスタンド給油証明とかに行ってみたかったのだけど、搭乗時刻まで間に合うか、ちょっと心配です。
息子もすっかり素直になっていて、このまま空港に行こう、と言ってくれました。(貝殻のキーホルダー欲しがってたのにね。ごめんよ。せっかく北海道来たのに最短ルートばっかり。。)
宗谷岬から稚内空港まで、最後のタンデムです。
道中、2ひきの狐と、鹿に出会いました。
しかも、どちらも、道路横の歩道、民家の前!
さすが、北海道、稚内。良い思い出になりました。
稚内空港で荷物の整理をします。
すでにリュックひとつ(MVPで頂いたもの)を宗谷岬のおみやげ屋さんで送付済みです。
北海道ツーリング、たくさんの荷物をどうやってパッキングするかの心配がありますが、宅配便を活用すると、ずいぶん楽になりそうです。
道中、コンビニでバッグを発送されていた参加者の方もお見かけしました。
もう一つのバッグも送るつもりだったのですが、整理してみると、トップケースに収まってしまいました。
開かずの2つのパニアケースを見ながら、どんだけムダなパッキングしてたのか。。と、反省。
時間通りに、息子は新千歳空港へ旅立ちました。初めての飛行機乗り継ぎ、ANAからJALへ。これも冒険です。(心配しましたが、なんの問題もなかったようです。Northernでたくましくなったかな。)

飛行機乗り継ぎ!笑
空港で息子と別れ、一人、苫小牧を目指して帰路につきます。
オロロンラインに入る前に、夕日に染まる稚内を楽しみました。
なにせ、フェリーは、朝の5時。午前3時までに苫小牧に着けば良いので、時間はたっぷりあります。
ラジオでも聞きながら走ろう、と考えエンジンを止めては、iPhoneの設定をして快適に走行します。
日も暮れて、そろそろ苫小牧へ南下しよう、とオロロンラインを走ります。
とちゅう、さびしくなってきたので、iPhoneのラジオを設定しようと、停車してエンジンストップして休憩。
FMが聞けるようにして、さぁ、行きますか、と、
エンジンをかけようとすると、かからない!!
初日のトラブルが!!!
留萌から30キロくらい北のあたり。。すでに真っ暗です。
道路を走る車はすごいスピードで走り去っていきます。
30分くらい、いろいろ試しましたが、うんともすんとも言わず。
これは、ダメかもしれない。。。
ノーザン参加直前に申し込んだZUTTRIDEに電話、レスキューをお願いします。。
電話の向こうで
「レッカー業者さん、旭川だと思うんですが、そこに到着するのが何時になるか。。」
「ですよね-。。。」
これは、一晩、この歩道で過ごさないとダメかも。。
すると、一度通り過ぎた1台のバイクがUターンして戻ってきてくれました。
地元のライダーさんで、星も出てないのに路駐して、おかしいな、と思って戻ってきてくれたとのこと!
こんな風に道路に止めておくと、車がぶつかってしまうので、歩道にあげましょう、と、一緒にバイクを押してくれたりして。。。泣
本当に親切なお方でした。
お名前お聞きしようとしたら、FBで、と。
しかし、私の方でFBを公開にしていなかったので、名刺交換できず。
「この道はよく通るので、今度通った時に、いらっしゃらなかったら大丈夫だったんだと思うようにします!」と、去っていかれました。
お話できただけで、すごく安心できました。
別れ際、「この辺は、海に近いから、クマ、出ないですよね?」と、お聞きしたら、
「それは、わかりません!」
えーっ!!
ともかく、私も、同じような状況に出くわしたら立ち止まって声をかけよう、と思いました。
さて、どうやって時間潰そうかな、と思いながら、もしかしてかかったりして、と、キーをひねると。。。
かかりました!!笑
レスキュー受付の方も、ホンダDCTの方、結構な割合でレスキュー申し込んでからキャンセルになることが多いです、と言われたのですが、その通りになりました。
原因は、前述した記事に載せた、アース線の通電不良でした。
こんなこともあるんですね。
帰り道の途中、大きな鹿が道路脇に倒れてました。汗
交差点近くで、商店の前でした。
ほんとに、鹿に注意なんだ!!
あんなのにあたったら、たまらん!と 焦りました。
本文とは関係ありませんが、一つご紹介です。
ゆたんぽさん ご本人(!)が、鹿とぶつかった瞬間の映像です!
我々ライダーの安全を願って投稿してくれたとのことです。
いや、怖い怖い。気をつけないといけませんね。
ゆたんぽさん、貴重な映像、ありがとうごさいました。
そのあとはトラブルもなく、無事に苫小牧に到着し、フェリーに乗船できました。
本州に上陸すると、気持ち的にだいぶ楽になりましたね。
もうエンジン止まっても、いかようにでもなる、と。
八戸港から東北道に乗るまで、またアイドリング不安定です。
高速に乗ると、息継ぎをするような症状も出てきました。
休憩で岩手山サービスエリアに入ると、アイドリングがまたおかしくなりました。
そして、スタートしようとしたら、またエンジンかかりません。。
1時間くらい時間をおいて、エンジンの熱を冷まして、それでもエンジンかからないので、またレスキューに電話して。。
かかりました! 笑
こうして、なんとか仙台まで帰ってこれたのです。いやー稚内から仙台まで、長かった。

雨に始まり、雨に終わったノーザンでした。
でも、Northern1000に息子と参加できたこと、本当に良かったと思います。
これを読んでいただき、ノーザン1000に参加してみようかな、と思っていただけたら、とても嬉しいです。
こんな私でもゴールできました。
自信を持ってオススメいたします。
だらだらと長文となりました。
お読みいただきまして、本当にありがとうございました。
ノーザン1000への初参加、バイクで仙台から初上陸、親子タンデムロングツーリング、いったいどのくらいかかったのか?
こんな視点でもまとめてみました。
もし、これから参加される、参加をご検討されている方のご参考になれば、幸いです。
長々と書いてしまいました。
全部で12もの記事。。読みにくくて、ごめんなさい。
- 準備編4つ 仙台からフェリーで北海道へ 土砂災害の現場に声をなくしました。
- 初日編3つ 初のタンデムロングツーリング。トラブルの始まりです。
- 2日目2つ 朝にまたトラブル。。タンデムにもなれてきました。
- 最終日3つ タンデムになれてきたらノーザンが終わり。。そして、またトラブル。。。泣
ノーザン1000に初参加した記録です。
お世話になった主催者のみなさま、参加されたみなさま、そして家族に感謝いたします。
人生初の1000kmタンデムツーリングでも、トラブルあっても、めいっぱい楽しめたノーザン1000でした。
ノーザン1000、北海道タンデムロングツーリングに、ご興味をお持ちの方に、少しでもお役に立てれば、とてもうれしいです。