台風19号で甚大な被害があった日に釜石に行ってきました。W杯の試合はなかったけど行って良かった!

このたびの台風19号の被害に遭われた皆様には、心よりお見舞い申し上げます。被災された皆様が、一日も早く平常の生活に戻ることができますようお祈り申し上げます。

10月13日、台風19号が日本を襲った週末の日曜日、家族と仙台から釜石へ行ってまいりました。

ホテルと旅行をキャンセルもできたのですが、釜石の復興応援にもなるから、宿泊して観光してこよう、というのが建前でした。

けれども、台風被害で大変な時に訪れることは果たして許されることなのだろうか、と、気持ちは揺らいでいました。

釜石での試合とファンゾーンは、早朝に中止が決定していました。

しかし、夜には日本代表のスコットランド戦があります。

きっと、どこかでパブリックビューイングが開かれるだろう、ラグビーファンと一緒に観戦できるだろう、家でテレビで観るより盛り上がれるだろう、と、考えたのです。

台風による甚大な被害があった週末に、ワールドカップラグビー開催地を体験したい、という個人的な気持ちを優先したのです。

感じた罪悪感と、来て良かった、という気持ち

最初、大雨被害にあった方々の姿を見て、のんきにラグビーを楽しんでいて良いのか、と、罪悪感を抱きました。


けれども、終わってみたら、釜石のことをとても好きになった自分に気がつきました。


そして、今の自分にできることとして、釜石を訪れることで、少しではあるけど、復興応援できたのかな、と、考えられるようになりました。

来て良かったのだろうか。。

ラグビーの試合が中止になった理由は、会場までの交通手段が絶たれたことと、会場の安全性、ということでした。

高速道路も土砂崩れなどで通行止め箇所がありました。

国道も山から土砂が流出していました。
夕方には、水こそ減っていましたが、土砂の積もっている様子から道路が隠れるほどの水があふれていたと想像できました。

道路が水没しています。。

パブリックビューイング会場のある街中も冠水していました。

私が到着した夕方には、水は無くなっていましたが、昼間は、町全体が泥に覆われていたのです。

それでも、夕方には歩道や会場周辺の泥はかき出されていました。

施設も冠水したからといって停電している様子はありませんでした。

パブリックビューイング会場で係りの方達と話しをすることができました。

ラグビーも盛り上がってきて、会場に集まる方々も日々、増えてきたと言います。前回の日本戦では1000人!!も。

しかし、町が土砂に埋まってしまったこんな状況で、大騒ぎするのはどうかと考え、自粛することにしたのだそうです。


そんな時に、私は、無神経に、のこのことやってきてしまったのかな、と感じました。

泥を取り除くのは、どれだけ大変だったのだろう。。
準備してきたその日、冠水した街を見た方々の気持ちは。。

いつの間にか釜石を好きになっていました。


けれども、ホテルの方、パプリックビューイング会場の係りの方、飲食店の店員さん、街で出会った方々が、とてもとても親切でした。


ご挨拶できて、一言二言、話が出来た方々、みんな、とても素敵な方達でした。

海外からいらしたファンの方とも、挨拶できました。

心なしか、テンションを少し下げて、自粛されているように感じましたよ。


釜石に住んでいる妻の同級生。地元に住まれているせいか、パブリックビューイング会場や新しく出来た飲食店にまだ行っていないと言います。

なので、一緒にまわって、ラグビーや食事を楽しみました。

本当に複雑な気持ちでした。

台風による被害は、甚大でした。大雨による冠水被害を目の当たりにしました。


宮城県北部、古川インターまで高速道路は通行止め。

途中の国道も通行止め箇所が多く、あちこちで大量の土砂が流れた跡があり、流された土砂が道路や、道路脇に積もっていました。


そして、巨大な湖のようにたまった水が、道路を完全に水没させている現場にも出くわしました。


途中の道路でも、釜石でも、黙々と土砂をかき出す方々を黙って見つめるしかなく、罪悪感を抱きました。

でも訪れて本当に良かった。

試合が中止になったことで、たくさんの方が釜石にいかれる予定をキャンセルされました。

その結果、釜石の町はとても静かでした。

お会いできた方々は皆、長い時間を掛けて、丁寧に準備され、この日を迎えていました。

街のあちこちに、ワールドカップを歓迎する素敵な装飾が施されていました。

2回目の試合が中止になったのは残念だけれど、釜石でワールドカップが開催されたことを、とても喜ばれていたように感じました。


ラグビーの話しをする時、本当に素敵な笑顔でした。

 宮城県の古川SAでいただいたユニフォームの折り紙です。

台風がさった後の青空の下、釜石鵜住居復興スタジアムは、本当にきれいでした。

たくさんの観客がいるところを見たかったけど、こうして静かにたたずむ姿も美しいな、と思いました。

後にも先にも、ワールドカップ仕様は、これが最後の光景なんだと思うと感動しましたね。


カナダ、ナミビア代表の選手達が、釜石、宮古で取られた行動には、涙があふれました。

余談ですが、W杯のニュースを見て何度目頭が熱くなったことか。。




ホテルに泊まっていたのは、我が家を含めて、数組ですかね。。


夜、ロビーで一つの家族が日本戦を観られていました。



けれども、なんとなく大騒ぎしない方がいいのかな、と、我が家は、お部屋で観戦しました。


いや、結局大声をあげてしまったし、泣きましたね。。日本代表おめでとうございます。



釜石に来て良かったな、と思いました。


ついつい財布の紐も緩みましたよ。といっても、たかが知れていますが(笑)。

ラグビーが好きになりました。釜石が好きになりました。

台風被害は甚大でした。その光景は、言葉を失い、あの震災を思い出させるほどでした。

被害に遭われた方々のお気持ちは、私などには計り知れないほどの思いであろうと存じます。


土砂を片付ける被害に遭われた方々のそばで、どうしていいかわからず、手伝うことはおろか、声をかけることもできませんでした。


そんな中ではありましたが、開いているホテルやお店がありました。

お話していただける方もいらっしゃいました。



今回、試合が中止になった日に釜石を訪れたことで、釜石のことが大好きになりました。

きっと家族も釜石のことを好きになったはずです。



11月に釜石シーウェーブスのラグビーの試合が、釜石鵜住居復興スタジアムで開催されます。

家族で応援に行きます。そして、釜石の人たちとラグビーを楽しみたいと思います。

たくさんの、釜石とラグビーを愛する人たちと話ができるといいな、と思っています。



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